絶賛2人目あかちゃん育児中の妻缶@SanmacanTです。
上の娘は出産後から2歳まで母乳育児でして、めちゃくちゃ辛かった大変だったので、
授乳室でおっぱいをあげているママさんたちに勝手にエールを送ってしまいます。

次女はまさかの完全ミルク育児で、
・薬OK(色々と薬が手放せない体質)
・酒OK(毎晩の養命酒がかかせない)
・人に預けやすい
など産後からめちゃくちゃ助かっています。
だから母乳育児が大変!辛い!やめておけ!というわけではありません。
長女の時は初めての育児でとにかく大変でしたが、
自分の母乳を飲んでいる長女の姿を見るだけで穏やかな気持ちになりました。
赤ちゃんがおっぱいを飲む姿は本当に癒されました。
ただ一番辛かったのは何といっても断乳であることは間違いありません。
「赤ちゃんはわかるから言い聞かせて卒乳する」
「離乳食を始めると飲まなくなる」
「生理が再開すると味が変わって飲まなくなる」
などその根拠自体があやしい情報もありますが、
うちはまっっったく関係ありませんでした・・・
毎日2~3時間おきに飲み続けて2年。
立派なおっぱい星人になっていました。
当時通っていた児童館の授乳室でまだおっぱいなんだ~と言われ始め、
そろそろ断乳したいなと思い作戦を決行することにしました。
夫にはLINEで作戦決行を連絡。
この日から私と娘の地獄の断乳が始まりました・・・
作戦1:刺激物攻撃(からし、わさび)
塗った瞬間、乳首が悶絶!!!

すでに歯が生えそろっていた娘から日々攻撃を受けていた乳首。
その執拗な攻撃に感覚は鈍くなり痛みを感じなくなっていたのだが、
わさびとからしのダブルコンボで両乳首に100のダメージ!
(ちなみに左右でわさびとからしを塗り分けていました)
せっかく塗ったので痛みを我慢しつつ娘に差し出してみるものの
サッとなめとりいつも通りおっぱいを堪能していました。
“クッ・・な、なめとるだと?こやつめ、おっぱい星人レベルが上がっていたのか・・・。
あらかじめ乳首に傷までつくっていたなんて、やられたぜ・・カカロットーーッ!!”
肉体的にも精神的にも瀕死になりこの日は深追いしませんでした。
夫はそばで見ていて爆笑。
妻が自分の乳首にわさびとからしを塗るのを見ても変わらず
好きでいてくれてありがとう。
作戦2:おっぱいに落書き
九州に住んでいた時に断乳時にはおっぱいに顔などを書いて、
いつもと違うよ~と見せることで断乳できると聞いていたので、
やってみました。(夫の見ていないところでらくがき)
ちなみに書いたのはママはテンパリストでお馴染みの東村アキコ先生が
書いていたゴルゴ13を真似してみました。
おっぱいを欲しがった時に「どうぞー」としらじらしく見せると
一瞬驚いていましたがさわり心地がいつもと変わらないと判断したようで
いつも通り飲んでいました。
授乳後残されたのは乳首を残し黒く汚れた乳だけ。
またも完全敗北を認めるしかない状況でした。
“なにっ!水性の筆ペンで書いたのに落ちないだと?!擦れば擦るほどグレーに染まっていく・・・。アッ・・なんてことだ。娘も授乳した時に顔が擦れて黒くなっていやがる。シャワーの時も目に入らないように流さなければならないのに、どうやって洗えばいいのだ・・・カカロットーー!!”
この日はお風呂で黒く汚れた私の乳と娘の顔をきれいに落とせず、3日くらいそのままでした。
もしも書くなら油性がおすすめですが、そのあとの事を考えるとすぐに落とせそうな水で落とせるクレヨンなどが良いと思います。
上記の2つで失敗したので、夜間だけでも断乳したい!と思い、寝る前の添い乳を強制断乳しようとした時もありました。
「今日はもう夜からおっぱいやめようね~」
あきらめたのかしぶしぶ布団に入る娘でしたが、20分くらいすると
マコビー!マコビー!
と大泣きでなぞの言葉を連呼し始めました。

夫と私は笑いを堪えるのに必死で(マコビー!ってなんだよ笑)震えながら布団をかぶっていましたが、いっこうに治まる気配がなく、その日は大泣きのすえ娘は寝落ちし、初めての勝利か?やったのか?オレは勝ったのか?と眠りにつきました。
しかし2時間後、いつも通りの夜間添い乳は通常通り行われ断乳とはなりませんでした。
カカロットーー!!
葛藤、私の気持ち
0勝3敗。
誰がこの結果を予想できただろうか、想定外のこと続きで母のHPは回復アイテムも空しく、
「もう3歳くらいまでおっぱい続けようかな・・・」
と弱気になっていました。
”何よりおっぱいをおいしそうに飲むわが子は可愛いし嬉しい。
でもおっぱい星人はTPOをわきまえてくれないので非常に困っていることも確かだ。
外食中もデザートおっぱい、電車の中でも小腹がすいたよおっぱい、児童館帰りの抱っこひもの中で気分転換おっぱい・・・・
でも授乳ケープがない時でもあげられるように毎日ボタンの服を着るのももう嫌だ!
私はワンピースが着たい!ワンピースが大好きだ!シャツの服はもうボタンが面倒だーー!”
毎日ぐるぐると考えるも断乳がうまくいかないのでイライラしていたように思います。
児童館の先生に教えてもらった合わせ技でも断乳出来なかったら、私はこの乳を好きなだけおっぱい星人にささげよう!と覚悟を決めて最後の作戦を迎えようと決めました。
最終戦:カレンダーとバンドエイド
カレンダーに印をつけて、毎日子供に
「今日は〇日でここ。来週の〇日になったらおっぱいやめるよ」
と言い聞かせるというアレ。
うちはすでに失敗していたので、少し言い方を変えました。
「今日は〇日でここ。来週の〇日になったらおっぱいがアンパンマンになるよ。」
アンパンマンの大好きな娘はよくわかっていなかったようですが、「わかった」と毎日返事をしてくれました。
そして予定していた〇日になると、
“あれ?なぜだろう・・・少しさみしい。
生まれてからおっぱいを飲んでいた娘の姿が走馬灯のようによみがえってきました。
よく夕飯食べながらおっぱいあげたっけ・・・
お風呂でも欲しがったからよくあげてたな・・・
あれ?目から涙が・・・・・・”
出てなかった!よし、夜から断乳しよ。
ということで少しセンチメンタルになりつつも日中はたくさん授乳をして、寝る時から断乳をすることにしました。
「ちゃんまん、おっぱいがアンパンマンになるからさようならしようか」
「ううん。しない。」
「えぇっ!いいの?じゃあアンパンマンになるからね。もう飲まないからね。」
娘がガン見する中、私は両乳首にバンドエイドを張り付け、物理的に授乳出来なくしました。
あらかじめバンドエイドのガーゼ部分にアンパンマンの顔を書いておきました。

ちゃんまんがおっぱい飲むとアンパンマン痛いから飲まないでね~バイバイ~と乳をしまい、布団に横になりました。
娘がものすごーくさみしそうな表情をしていたので、腕枕をして眠りました。
4時間後、母乳が溜まりすぎて激痛で私だけ起きました。
寝返りすら打てない!熱い!!痛い!!!だれか吸ってーーー!
少しだけ乳を搾り(搾りすぎるとまた張るのでホントに少しだけ)バスタオルをあててなんとか眠りにつきました。
翌朝も激痛で起床。ちゃんまんは・・・
なんということでしょう。
生まれてから続けて3時間も寝なかったちゃんまんが、朝までぐっすりでした。
一度も起きなかったおかげか心なしかいつもよりも元気な様子。
断乳成功。しかし乳は・・・
“これこそ本当の勝利。やったぜ!やってやったぜ!!やはりオレはサイヤ人のおうj・・・ぐあぁぁぁ・・・なんだこの痛みは?!経験したことのない痛みが両乳を襲ってきやがった!痛みでうでが上がらない。奴に見られてはまずい!トイレで乳の圧抜きをしなければ!!”
断乳をした日からおよそ3日間、3時間ごとにこの痛みと戦い続けました。
4日目くらいからはほとんど胸も張らなくなり、見事に2カップ落ちた乳が出来上がりました。
断乳してからというものの、おっぱい星人だった娘は見事なまでに幼児へと変貌をとげました。
1勝3敗
4度目の正直でやっとの断乳成功となりましたが、はじめから最後のやつやっておけばよかったーー。
ちなみに乳が落ち着くまでの3日間は夫にかなり頑張ってもらい、娘がぐずったらパパ抱っこ、遊び倒すのもパパで付きっ切りで対応してもらいました。
3か月後、断乳後のおっぱいケアを怠って乳腺炎になったのはまた別の機会にでも。