前回、算数検定の幼児版(ゴールドスター)に無事合格。
(詳細は「【かずかたち検定】の過去問勉強法を解説!ゴールドスター合格体験記」をご覧ください。)
数への興味と合格の自信がついた長女だったのですが、
「また何か受けてみたい!」
とのことで、その上の【算数検定11級】を受験しました。
そうなのです。
算数検定11級のレベルは、小学一年生の範囲終了まで。
小1の6歳~7歳が対象。(申し込み時、長女は5歳3か月)
加えて、会場で一斉受検のため一人で受けなくてはならない。
パパとママが会場に一緒に来てくれるなら大丈夫!と言われ、
逞しくなったなぁ…(泣)と感心。
すぐにポチっと申し込みを済ませました。
試験勉強を始めてからは、親子二人三脚!色々ありました。
結果、無事に合格!!
現在では引き続き自学自習に励んでいます。
我が家の子育てテーマは
「失敗・成功体験をたくさんして、自ら食べていける大人になって欲しい」
「自分で決めたことは、(失敗しても)最後までやる」
です。
本人もやりたいと言っているし、なんにせよ良い経験になるね!
ということで、受検をさせることにしました。
※結果的に先取学習になりましたが、日ごろから【先取学習】を意識はしていません
※長女は塾に通っておらず、すべて毎日の自宅学習で対応しています
この記事では合格までに行った
・5歳6か月でどうやって合格できたのか
・使用したテキストの紹介
・3歳から習慣にしてきた自宅学習について
まとめました。
記事を読んで頂ければ、勉強を「勉強」と感じないうちに、
自学自習の習慣を身につけられるようになるかも?
少しでもお役に立てると嬉しいです。
目 次
家庭学習の習慣=「すてっぷ」
「すてっぷ」は夫が見つけてくれた通信教材で、
シンプル・わかりやすい・安いの三拍子揃った教材です。
当時、公文を始めるか悩んでいる際に、
と夫からアドバイスされ、始めました。
良かった点は上記で述べた「シンプル・わかりやすい・安い」。
ベストポイントは「無駄な付録がないこと」。
たとえ良い付録や学習補助用品でも、本人がやるかはわかりません。
基本的に無駄な(使うかわからない)ものは増やしたくなかったので、
とても満足なポイントでした。
※実は、私自身が子供のころに「付録付きの通信教材」をやってました。
付録目当てで、テキストを終わらせられず辞めたのが、苦い思い出です。
大事な事なのでもう一度。
家庭学習は継続が大事!なので、子供が負担に感じない量で無理なく。
それが継続した学習につながっていると実感しています。
1年分(12回)終了する月には、「修了証」が入っています。
これがまた1年頑張ろう!に繋がってきました。

「すてっぷ」は、まさに適切な量を提供してくれる教材だったので、現在でも続けられているのだと思います。
※幼児版「すてっぷ」は月700円から始められ、初月無料の特典付きです
※小学校1年レベル~は月800円です
「すてっぷ」にはとてもお世話になったので、
まだまだ良さを語りたいところですが、本筋とずれるのでこの辺で。
過去問を解いてみよう
算数検定の過去問については、公式HPでダウンロードできます。(無料)
※11級は下の方にスクロールするとあります
はじめて過去問題を解く際の注意点
本番と同じく、時間をはかりましょう。
ここで注目してほしいポイントは点数でなく以下の項目。
・わからない問題を自力で解こうとしているか
・文章問題で何を求めればよいか理解できているか
・答えを解答用紙に書けているか
・集中力がどれくらい続いているか
・やる気があるか
長女の場合は、「答えを解答用紙に書く」が出来ていませんでした。
前回受けたゴールドスターは書き込み式。
今回は「解答用紙を提出」なので、本番で書き間違えたらもったいない!
慣れるまでは、解答用紙に答えを書く練習をしました。
合格までの具体的な点数取りについて
ここでお伝えしたいのは、「合格するのに満点でなくても良い」ということ。
過去問を6回分見ると、問題の構成はすべて同じ。
合格のための点数は70%ほどと記載がありました。
全部で20問。
念のため4問ミスがOKと仮定し、どうやって点数を取りに行くか決めました。
大問1~6まであり、6は検定協会の特殊問題。
小1内容の算数問題は1~5でした。
実際の過去問で確認すると、
1、四則計算(10問)
2、絵を見て数を数える(2問)

3、絵を見て大きさや広さを測定する(2問)
4、足し算引き算の文章題(2問)

5、図形(2問)
6、協会オリジナル問題(2問)※論理的に考え、整理して解く問題です

点数配分が書いていなかったので、16問/20問を最低解けるように計画。
第一優先は点数を取りやすい四則計算の10問を、他の問題は合間で解きました。
長女には、全部できなくて良いから16問正解出来るようにしよう!
と伝え、満点合格へのプレッシャーを取りました。
※前回のゴールドスターでは満点合格を目標としていました
過去問と併せて使用したもの
長女の出来なかった問題は
・四則計算で10以上の数が出てくる計算
・文章問題の式の立て方
・鏡の問題
※6のオリジナル問題は相性によって、出来たり出来なかったりでした
以上の条件から選んだテキストがコチラ↓
・実用数学技能検定過去問題集11級

・[はしもと式]小学校1~6年の算数がマルゴトわかる問題集

・うんこ算数ドリル小学1年生
うんこ算数ドリルはクリスマスプレゼントですでに渡してありました。
わけあって今晩フライングサンタしました🎅
欲しいと言っていたもので揃えたら、シモ系になったのは偶然…かな😓#フライングサンタ#おしりたんてい#インクレディブルファミリー#うんこドリル#クリスマスプレゼント pic.twitter.com/ZKd1v6dYDL
— 妻缶@マイペースブログ更新🔰 (@SanmacanT) 2018年12月22日
過去問をベースとし、量をこなしたい時にうんこドリルで演習。
説明するのに困ったときは、[はしもと式]を参考に教えました。
うんこドリルはすべて文章題(すべてうんこに特化)
あまり連呼したくない言葉ですが、長女は楽しんでやっていました。

親がフォローしたい子供のメンタル。効果があった3つの方法
いくら自分でやると言い出したとはいえ、モチベーションが下がることもありますよね?
「少しだけ録画したアニメ見たい…」
「帰ってきてからやる…」
たまに我が家でもありました。
そんな時に試して効果があったのが以下の方法。
勉強の環境を変える
これはお世話になっている幼稚園の先生から教えてもらいました。
「いつもと違うモノを使ったり、場所を変えるだけで集中力があがりますよ!」
具体的にどういうことなのかというと、
・いつものえんぴつでなく、カラーペンで問題を解く
・ダイニングテーブルでなく、ホワイトボードで問題を解く
のような感じで、一部マイナーチェンジをすることで集中力が引き出せました。

↑イケアで購入した子供用のホワイトボードです。
先生みたいでかっこいいね!と嬉しそうにやっていました。
ストップウォッチ作戦
よ~し!じゃあ今日は3分だけやろう!!終わったら好きなことして良いよ!
いくよー!よーいスタート!!
と、半強制的に始めさせます。
「よーいスタート!」と言うとやらずにはいられないようで、
集中して取り組んでくれる時もありました。
マイペースな長女は、途中でアラームが鳴っても、そのまま続行。
すべて解き終わった後で、「間に合わなかった・・・」と。
基本的にマイナス思考気味な長女なので、
「3分の段階ではここまで解けてたよ。答えは全部合っているからすごいよ!」
と、めちゃくちゃ褒めました。
「動機の確認」と「未来予想図」作戦
上記2つの方法でもだめ!
今日はもう無理かなぁ…という時は、ダメもとで話し合うことに。
長女の受検の動機は「合格したら賞状がもらえるから」。
賞状へのこだわりは、夫の資格合格証への憧れです。
また、幼稚園では表彰の機会が多く、強い想いがあるようでした。
(賞状をもらうという)ゴールが決まっているので、逆算してするべきことを再確認。
その後は、「合格したらどんな自分になれるのか?」長女に話してもらいました。
合格したら、算数が少しわかるようになる
↓
小学校のテストで問題が解けたら嬉しい
↓
100点取ったら、先生に褒めてもらえるかもしれない
まだ先の事なのに、長女は小学校の先生に褒められたらうれしい!と思ったそうです。
具体的な言葉で自分の気持ちを再確認=やる気スイッチON!となりました。
試験当日はいつも通りで
いよいよ試験当日!
といっても、当日にあがいたって受かるかどうかは、受けてみないとわからないものです。
試験時間は午後~だったので、午前中に過去問を2回分解かせました。
あとは好きなことをして長女はのんびり。
心配していた「一人で受検」も、長女にとっては誇らしいことだったようで、堂々としていました。
試験会場の様子
・会場の教室では、試験監督が2人体制。
(低年齢の子供が多いので、2人体制位だったのだと思います)
・試験中に「漢字の読み方」について質問がOK。
(長女はフリガナのない箇所を質問したと言っていました)
・途中退室でほとんどが帰っていた。
(20分経過すると、途中退室が可能でした)
・付き添いの親は待機部屋に
(途中退室時刻に合わせて、保護者も移動していました)
試験後、長女はわからなかった問題をすぐに確認してきました。
答えを教えると、「やっぱり間違えてたか~」とあっけらかんとした様子。
結果はわからないけど、楽しかった!とのことでした。
試験合格からわかったこと
記事の最初であったように、無事「合格」しました。
今回の結果から見えてきたことは、
①「勉強を習慣化」するまで、毎日やり続けることが大事
長女が毎日問題を解き続けられたのは、上記で紹介した「すてっぷ」のおかげです。
3歳から座って毎日問題を解くことを「習慣」にしてきました。
それこそ祖父母の所へ一人で遊びに行っても、サボらずにやってたそうです。
「継続は力なり」ですね。
②モチベーションを保つのが難しい
人間だれしもずーっとやる気がみなぎっているなんて無理です。
特に子供なんて「目標」がないと、動かないですよね。
長女は「賞状」というわかりやすいものがありましたが、
これからはそれ以外でも考えなくてはと気づかされました。
③困っている時にすぐに対応できるかどうか
次女が生まれてからは、私が「ちょっと待ってね~」常習犯になってしまい、
すぐに勉強がみられないことも。
我が家では夫も対応してくれたので、長女も空いている方に質問をしてくれました。
それでも付きっきりは難しい!
「なるべく自分で解く・考える」にし、漢字や言葉の意味について質問をOKとしました。
なんにせよ、一番言いたいことは
継続は力なり
これが、5歳半で算数検定11級に合格した理由です。
うちはいたって普通の子。
親である私たちも得手不得手ありますが、いたって普通です。
「やればできる」ではなく、
「やらなければ、できない」
幼児を机に向かわせるのは本当に大変ですよね。
でも「習慣化」してしまえば、本当に楽でした。
(テキスト選定・モチベーション管理などは置いといて)
来年はいよいよ小学生!
現在の習慣が続くように、引き続きサポートをしたいです。
