我が家のあゆみ

授乳が上手くいかないのは舌小帯短縮症かも?うちの子供たちが舌小帯短縮症の手術をした理由。

妻缶
妻缶
こんにちは。妻缶@SanmacanT です。

舌小帯短縮症(ぜっしょうたいたんしゅくしょう)をご存知でしょうか?

舌の裏側の真ん中で口の底に向かっているヒダを舌小帯といいます。そのヒダが生まれつき短い状態の事を舌小帯短縮症といいます。

舌がこの状態になっていると、度合いに応じては、体に様々な支障をきたす場合あります。

私が舌小帯短縮症を知ったのは、長女を出産した時でした。

長女(ちゃんまん)はかなりひどい度合いで重度、次女(ぽんぽ)の度合いは中度でしたが、二人とも誕生して1か月以内に手術をうけました。

子供たちはそれぞれ出産場所が異なったため、手術でお世話になった科や手術料金も違いました。

また、地域によっても舌小帯短縮症についての認識が異なり、私自身が長女の手術を受けるまでにものすごく悩み苦しみました。

舌小帯短縮症は「遺伝」です。

なので赤ちゃんが生まれれば一定の割合で舌小帯短縮症の子がいます。

実は長女が生まれてから知ったのですが、夫も舌小帯が短く(未手術)義父さんの兄妹から続いている遺伝でした。夫は乳児検診で指摘されたらしいのですが、結局手術はせずに大人になりました。

特に自分自身に遺伝的な要素がない限り、母親に聞いたところで何もわかりません。私もたかが舌のひだが短いだけと思っていましたが、とんでもありませんでした。

この記事では、わが子が舌小帯短縮症で手術するまでに私が経験したこと、実際の手術についてまとめました。

※口の中の写真などを載せていますので、苦手な方は気を付けてください。

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舌小帯短縮症による体への影響って?

重度と診断された長女ですが、舌小帯短縮症だったことで、生まれて間もないころから体へ様々な影響が出始めました。

①直接母乳が飲めなかった(搾乳して哺乳瓶であげることはできました)

②舌の動きが悪く、空気ばかり飲みこむため、常にお腹が張っていた。

長女は重度の診断を受けていたため、授乳をする時もうまく吸うことが出来ず、母子で手術するまで苦しみました。

本来であれば、母乳を飲む時に乳首に舌を巻きつけるような動きをして母乳を飲むのですが、それが出来ないので、乳首をつぶすように噛みながら必死に母乳を飲んでいました。

まだ歯がない生まれたての赤ちゃんとはいえ、初めての授乳で毎回きつく噛まれたので、授乳の度に、母乳を辞めたい気持ちに駆られました。加えて母乳推進の病院でしたので、付き添いの助産師さんに「赤ちゃんの飲み方が上手くない」と毎回指摘をされ悲しい思いをしたのを今でも覚えています。

また、空気ばかり飲みこんでしまう娘は、常にお腹がカエルのお腹のように膨らんでおり、いつでもお腹がカチカチに張っていました。(レントゲンを撮るとお腹の中が空気の塊であふれていました)

お腹が常に張る→空腹になってもたくさん飲めない→すぐにお腹がすく→ぐっすり眠れない

と、魔のスパイラルを手術をするまで繰り返しており、1か月検診時に体重も増えておらず、退院後まもなくから、大学病院の小児科へ通わなければならなくなりました。

お腹の張りについては、小児科で細長い穴の開いたチューブをもらい、それを娘のお尻へ入れ、直接お腹のガス抜きをすることで、症状は軽減できました。

手術の方法と費用は?

長女:歯科で麻酔無し、電気メスにて患部の完全切り離し(筋肉ごと切る)、術後の通院なし、18,000円

次女:小児外科で麻酔後にハサミにてヒダ部分のみを切り離し(皮一枚を切る)、術後の通院3回、0円

舌小帯短縮症の手術方法はいくつかあります。かかる科も小児外科、歯科と子供たちは異なりました。

長女の手術

長女は出産した病院と提携している母乳推進の歯科を紹介され、そこで手術を受けました。1か月検診のすぐ後でした。

長女の手術方法は、舌の裏側のヒダと舌を完全に切り離すという方法で、麻酔無しで電気メスを使い行われました。

手術時間は10分ほどで、止血後に対面したので、出血もほとんどなく、手術1時間後から授乳をしてもOKで、母乳も見違えるように上手に飲めるようになりました。術後の通院もなく、1回ですべて終了。通院がなかったので私も楽でした。

次女の手術

次女の手術方法は、長女とは異なり、麻酔を塗った後でハサミで患部(ヒダ部分)を切るというものでした。(病院を紹介してもらえず、自分で調べました)

手術後は止血の為、5分間ガーゼで口の中を押さえなければなりませんでした。夫がやってくれたのですが、泣き叫ぶ娘の傷口(口の中)を押さえ続けるのは大変そうでした。

ちなみに次女の手術時に立ち会った夫でしたが、止血が終わると貧血で倒れました。(男の人は血に慣れていないからかな…)

手術料金

手術料金の違いについてですが、次女の担当をして頂いた小児外科の先生が、舌小帯短縮症の手術を、日本では軽視されがちという点について、とても危惧されている方で、日本でも生後間もなくの手術を進めていきたいと、乳幼児医療の範囲内としているとのことでした。

※海外だと舌小帯短縮症の場合、すぐに患部を切るのがほとんどだと仰っていました。

※小児外科の場合でも他では手術料金がかかる病院もあります。

長女の場合は完全に健康保険が使えない手術といわれており、実費負担でした。

手術後の経過について

長女:術後1時間で直接母乳が飲めるようになった。体重も増加、お腹の張りもなくなり、2,3時間まとめて寝るようになった。

次女:術後30分で授乳の仕方に良い変化が見られた。(ミルク育児)体重も増加し、よく寝てくれるようになった。

術後はガッツポーズをしたいくらい2人とも良くなっていて、本当に安心しました。

何十年も前は日本でも出生後に舌小帯短縮症の症状が見られれば、その場でハサミでチョキンとしていたとのことでしたが、色々な問題があり現在ではしていないそうです。

その後、おっぱい星人となった長女の断乳記録は、「地獄の断乳執行日。おっぱいからの卒業」をご覧下さい。

次女の通院について

長女と次女では手術方法が異なったので、次女だけ手術後も3回通院をしました。

1回目:初診後に手術が決定→手術。自宅での舌のストレッチを指導され、帰宅。

2回目:患部の癒着がないかどうか診察。

3回目:患部の癒着がないかどうか診察。

4回目:最終確認にて終了。

再診はいつも1週間以内に行われたのですが、舌のストレッチは3週間続けなければならず、結果的には1か月の通院となりました。

次女の受けた手術の場合、舌のヒダ部分(皮一枚)を切っただけなので、切開した部分の癒着を防ぐため、舌をもちあげるストレッチが必須でした。ストレッチは4時間ごとに次の通院まで続けなければならず、忘れないように常にメモをしていました。

ストレッチ方法はYouTubeを紹介され、それを見ながらやっていました。

やっぱりすぐに手術をするべき?

生まれたばかりのわが子にすぐ手術を受けさせるなんて…と私も最初は思いました。

度合いにもよりますが、長女のように重度の場合は、なるべく早めに!おすすめします。

確かに哺乳瓶では授乳が可能ですが、うまく飲み込めない=赤ちゃんが辛いので、赤ちゃんの成長を願うのであれば、私はなるべく早く不安要素(舌小帯短縮症)を取り除いてあげたいと思いました。

産婦人科の先生ですら詳しくない(重要視していない)こともあります。次女の時は出産後~退院までで体重が減り続けたため、母乳推進ではあったけれども、お願いをしてミルクを追加させてもらいました。

うちの子供たちは生後1か月で手術を受けたので、体への影響は最小限で済みました。そのまま大きくなっていたら、様々な影響から育児で悩んだり、母子共に大変な思いをしたかもしれないと思うと、早く手術を受けて良かったと感じています。

長女の手術前に、舌小帯短縮症に詳しい先生から、手術をしないでいると

・低体重児になる(哺乳が難しい、遅いので)

・言葉の発音が悪くなる(舌の動きが悪いので)

・笛がふけない(息をふーっとすることが出来ない)

・いびき

など、発達へ影響がでると教えて頂きました。

舌の動きが悪いだけで、子供がこんなに大変な思いをするのは、私も耐えられない!と手術を決断しました。

また、2歳を過ぎると手術の際に入院が必要になるので、付き添いなども考えると、日帰りで出来る時期を選ぶ方が、親子の負担は少ないです。

乳幼児健診や歯科で指摘されて悩んでいる方は、手術を前向きに考えてみてはいかがでしょうか?

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